仕送りを貰わない大学生活
僕は奨学金とアルバイトで生活費や学費を賄っている。
実際金銭的にはかなりキツイが、自由は保障されている。
親に仕送りはどうしただの、何に使っただの聞かれる心配がないからだ。
しかし、僕は24歳の大学生であり、経歴を見てもわかるよう意志が弱い。
そして、大学生には誘惑がたくさんある。
お金を自由に使えるという事が、むしろ自分の首を絞めているという点も否めない。
じゃあ、奨学金をたくさん貰えばいいのに、という考えを持つ方もいるだろう。
しかし、僕が借りているのは、有利子の奨学金である。
返済義務だけでなく、返済時に利子が付くのだ。
つまり、僕は未来の自分に借金をしているということになる。
奨学金とは名ばかりで、要するに低利子の学生ローンのようなものだ。
借りている身分で否定こそしないが、有利子返済義務のある金貸しを、奨学金と呼ぶのは少し違和感があるというのが本心ではある。
そしてこの奨学金、返済義務を怠りつづけると、わりと大変なことになるらしい。
昔、携帯電話の通信料を払わずに放置し続けた人が、債権回収会社から通知を受けていたのを見たことがある。
奨学金もそんな感じなのだろうか。
それほどまでに返済義務を厳しく取り締まっているのはなぜなのか。
少し調べてみたら、どうやら、一昔前、"奨学金"借りられていた方々の、その返済率の低さも一因としてあるみたいだ。
前の世代が返さないから今厳しい。
これは妥当だ。合理的。
問題は返さないことにある。返せよ。
僕はさっさと就職して、後輩のためにコツコツ返します。(希望的観測)
日本の奨学金はこれでいいのか! ―奨学金という名の貧困ビジネス
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