電気回路って未だによくわからん
僕は工学部の機械科に所属している。
いわゆる四力(機械力学、材料力学、熱力学、流体力学)を学んだり、エンジンの設計図を描いたり(地獄)する学科だ。
機械科は、生物系と比べ人気があまりなく、入るのは比較的容易いが、あまり勉強しなくても卒業できるような学科では決してない。
そしてなにより、機械科は、女子が少ない。
やはりキャンパスライフといえば、男女が講義室でワイワイやってるような絵を思い浮かべるものだ。
ところがどっこい、僕はこの2年半もの間、時に講義室のキャパを優に超えるのではないかというほどの数の、むさくるしい男共(自分も含む)と同じ釜の飯を食ってきたわけだ。
機械科は、前述した四力、製図だけでなく、量子力学、材料科学、電気回路、プログラム…etcといった、パソコンカタカタするような学科や、この銅の成分はどうたらこうたらといったようなことをする学科の人たちが、専門的に学ぶようなことまで首をつっこむことを要求される。
僕自身のことだが、僕は元々文系だったこともあり、理系では珍しい、英語で大学に受かったタイプの人間だ。
決して物理数学に苦手意識があるわけではないが、宅浪を始めてから理転を決意したこともあり、やはり他の理系一筋の人々と比較すると、決して入学時点で同レベルの力を持っていたとは言えないだろう。
また、自己流の勉強で乗り切ってきたこともあり、物理にしろ数学にしろ、ちゃんと予備校や学校で学んできた人々と比べ、苦手分野がはっきりしているのだ。
その苦手分野とも言えるのが、電気回路である。
オペアンプがトランジスタがなんだのと、正直よくわからないくせに、なんとかなるさと勉強を怠った僕は、電気回路の必修単位を落とし、留年した。
そして今、新学期に向けて次こそ進級するためにと、電気回路の勉強に嫌々励んでいるわけだ。
よくわからない電気回路をどうにかするため、色々と参考書を手にとってみたが、わかりやすくかつ勉強を進めやすいものがあったので、紹介したいと思う。
名の通り、よくわかりやすいと言って良い参考書だろう。
なにより分量が少なく、そのくせ大体を網羅しており、進めやすい。
もちろんこれ1冊で何にでも対応できるといったものではない。
が、電気回路を少しでも学んだことがあるが、全然意味わかんねーというような人にはオススメできるものになっている。
とりあえずこれを終わらせて、それからなにするか考えよう。
単位までの道のりは長い。
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